NISAで「老後安心」は本当か。歴史が知っている答えを、今話しておく。

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BENです。

少し重い話をします。でも、誰かが言わないといけないと思っているので、書きます。

2024年から新NISAが始まり、口座数が2800万を超えました。「老後のために」「将来のために」と、若い世代が積立投資を始めています。節約して、コンビニ弁当を我慢して、毎月インデックスファンドに積み立てる。その姿勢は、真面目で、誠実で、称賛されるべきものです。

だから余計に、私は心配しています。


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歴史は何度も同じことを繰り返してきた

1989年、日経平均は38,915円をつけました。「日本の株は永遠に上がる」と言われていた時代です。翌年から始まった下落は、30年以上続きました。2000年、ITバブルが崩壊しました。「インターネットが世界を変える」という正しい未来認識が株価の根拠になっていた。でも正しい未来認識と、今の株価が妥当かどうかは、別の話です。2008年、リーマン・ショック。「住宅価格は下がらない」という神話が崩れた瞬間、世界中の市場が連動して崩壊しました。

そして今、2026年。米国株は歴史的な高値圏にあります。PER(株価収益率)は歴史的平均を大きく上回っています。これを見て、私は職業柄ひとつのことを考えずにいられません。バブルの絶頂期には、必ず「今回は違う」という声が大きくなる。


「長期なら必ず上がる」は本当か

「いつ買ったか」が、全てを決めることがある。

1989年に日経平均のインデックスを買った人は、2024年になってようやく元値を回復しました。35年です。「20年持てば大丈夫」という言葉は、高値で買った人には当てはまらないことがある。歴史はそれを証明しています。また、2008年のリーマン・ショックが示したように、世界中の市場が連動して動くとき、地理的な分散はほとんど機能しません。下がるときは全部下がる。これも歴史が教えてくれていることです。


NISAが悪いと言いたいのではない

私はNISAという制度が悪いと言いたいのではありません。私が言いたいのは、「NISAさえやっていれば安心」という思考停止が危ないということです。今の市場がどういう状態にあるのか。もし半値になったとき、自分の生活と精神はどうなるのか。この問いに自分なりの答えを持たないまま、「みんなやってるから」で積み立てを始めた人が、どれだけいるでしょうか。


歴史が繰り返すとき、何が起きるか

バブルが崩壊するとき、最初は「一時的な調整」と言われます。次に「ホールドすべき」という声が大きくなります。さらに下がると「狼狽売りは禁物」と言われます。そして最終的に、多くの人が我慢できなくなって底値近くで売ります。チューリップバブルから何百年も経った今も、人間の心理は同じです。


私がトレーダーとして思うこと

私は11年間、ゴールドを主戦場にトレードで生活してきました。相場を毎日見てきた人間として、正直に書きます。今は、慎重であるべき時期だと思っています。

自分が買っているものの価格が、歴史的にどういう水準にあるのか。もし大きく下がったとき、自分はどう行動するのか。これを一度、真剣に考えてほしいのです。私がトレードで大切にしていること、それは自分で考えて、自分で判断することです。


歴史が答えを知っている

バブルは必ず崩壊してきました。崩壊のタイミングは誰にも分かりません。でも「永遠に上がり続ける市場」は、歴史上一度も存在しなかった。私はこのことをずっと言い続けてきました。リスクを理解した上で、自分の頭で考えて、判断してください。


最後に

この記事を読んで、「じゃあ何をすればいいのか」と思った方もいるかもしれません。まず相場の基本的な見方を知ることが、出発点になると思っています。このサイトではテクニカル分析の基礎から相場の読み方まで書いています。

日々の相場観はXで発信しています。NISAや米国株についても、思ったことをそのまま書いています。よければフォローしてください。

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相場は、知識がある人間に有利です。知らないまま参加することが、一番リスクが高い。

BEN


※本記事は筆者個人の見解であり、特定の投資行動を推奨・否定するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。

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